本装置は生体組織にレーザー光を照射しますと、干渉により斑点(スペックル)が現れます。これをCCDカメラで撮影し、そのスペックルイメージが赤血球の動きに応じて変化することから、各ピクセルごとの組織血液量を演算し2次元画像をカラーイメージで描写します。
高感度CCDの連続映像と高速解析処理により約1秒に1画像の速さを実現し、新しい可能性を秘めた2次元画像レーザー血流計が誕生致しました。
高速測定 :1回の血流画像測定速度は1秒以内ですので、ほぼリアルタイムで血流分布の変化を
観測できます。
高解像度 :CCDピクセルごとに血流を演算しますので非常に細かい表示が可能です。
データ解析:部分領域を任意に指定することで平均血流量を演算し、時間的変化を波形で表示しま
す。また血流分布のヒストグラム表示も行えます。
非接触測定:生体に触れることなく測定しますので、非浸襲で再現性に優れています。
カラー表示:各領域の組織血流をカラー表示してディジタル画像として表しますので、血流分布が明
瞭に測定できます。
信 頼 性:血流画像の各ピクセルは同一時間の情報になりますので、1点ごとのスキャニングの
ような時間差は生じません。
利 便 性:CCDビデオで同時表示しますので測定部位の決定に役立ちます。また測定時も血流
カラーイメージと同期していますので、解剖学的な判断が容易です。
小 型:測定部位はCCDカメラとレーザーユニットのみですので、非常にコンパクトです。
■仕 様
レーザー光 :780nm 半導体レーザー
最大解像度 :693×480ピクセル
測 定 時 間:1 image/SEC
測 定 方 法:Reduced Speckle Image
C P U :Pentium4 3.8GHz
H D D :300GB
H D D :300GB
Memory :1024MB
Display:9inch TFT
電源・電圧 :AC100V 50/60Hz 50VA