装 置 の 概 要(サル・ラット・マウス などの実験に)
センサー部は、焦電型赤外線検出により動物が発する体温を検出し、動物が移動する時に生じる温度の変化を運動量として計測する装置です。1ケージ内に複数の動物が居ても可能です。
カラーカメラ部は、超小型カラーカメラを採用し運動量の計測と同時に動物の動画映像を収得することが可能で、標準装備の赤外線投光器により夜間の観察記録もできます。
動画はリアルタイムにてモニター観察や、DVDやハードディスクなどの記録媒体に保存できます。市販ソフトウェアにて確認したい部分(時間)の動画データを確認することが可能となります。
また、オプションの行動解析ソフトウェア(エソビジョン XT)による最新デジタル映像テクノロジーで動画映像を自動追跡・ビジョン化し、全計測時間内の軌跡・移動距離・移動速度・回転量と角度・方向性やベクトル量・任意の部位での滞在時間など200種類にも及ぶ解析が可能です。
● 内部安定化電源により、消費電力も少なく、長時間の安定した測定が可能です。
● アンプ内蔵型センサーにより個体差がありません。
● センサー本体はコンパクト設計です。120(D)×100(W)×38(H) mm
● カラーカメラはCCDを採用、画素数 約30万画素のコンパクト高画質です。
◆ データ収録用ユニット MDC-WR1
本装置は、デジタル信号専用の収録ユニットです。1ユニットに16台の接続ができ、最大48台まで増設が可能です。
運動量センサーからの信号出力をコンピューター(ノート・デスクトップ)へUSBケーブルにて転送し、専用ソフトウェアにて集積・解析するシステムです。
◆ データ収録用ソフトウェア MDC-SOF
MDC-SOFは、48chのデータを管理します。14日間連続測定が可能です、(最大100日間,PCの機種選択と無停電電源装置が必要)生データはMDCソフトウェア以外では閲覧することができません。テキスト出力は生データのCSV出力機能を使用することにより作成できます。データの機密管理が可能なシステムです。また、計測中に計測値とインターバルごとのグラフ表示、計測値のダブルプロット表示が行えます。