“Jet Ball”は画期的なバーチャルリアリティ実験装置です。
マウス・ラットは頭部を固定された状態で、下からのエアーによって浮遊している球体のトレッドミルに乗り
前面に設置された各種バーチャル迷路の中を縦横無尽に走り回ります。
球体トレッドミルと連動してバーチャル迷路は変化いたしますので、動物はあたかも実際の迷路内を探索して
いるかのように錯覚し行動します。
バーチャルリアリティは実験環境を完璧にコントロールし進路決定・認知・記憶学習の研究をサポートします。
実験中は動物の頭部は固定されておりますので電気生理実験やオプトジェネティクスと併用してのシンプルな
実験から複雑な行動実験まで幅広い実験が可能です。
・サードパーティカスタムとして、マイクロマニピュレーターの使用が可能です。
・感覚刺激には3Dサウンドシステム、高速応答型匂い提示デバイス、触覚刺激がございます。
・球体トレッドミル マウス用/直径200mm ,ラット用/直径300mm
・2光子レーザー式脳スキャン用のモーター X,Y軸表
Jet Ballは高い汎用性とモジュールを兼ね備えています。
バーチャル内での刺激だけではなく、3Dサウンド・匂い刺激・触覚刺激などの提示も可能です。ハードウェア・ソフトウェア両面からアプローチするinvivo実験や脳刺激との融合も容易に行うことができます。
PhenoSys SpeedBeltは、スタンドアロンアプリケーションやJetBall®バーチャルリアリティシステムとの統合用に設計されたリニアトレッドミルです。 電気生理学、進歩したイメージング、および光発生方法との容易な組み合わせを可能にし、そしてコンパクトです。
柔軟な統合のためのコンパクト設計
低摩擦サポートとボールベアリングによる簡単な動き
動物のための固体地面
USB出力を備えた信頼性の高い光学モーションセンサー
簡単に交換可能なベルト(消耗品)
調整可能な高さとベルト張力
オプション : カスタムスタンド,交換用ベルト,JetBallにアドオン,
バーチャルリアリティシステム
自発的な行動
ナビゲーション、認知、学習、または記憶を用いる行動課題
脳機能研究のためのバーチャルリアリティとのカップリング
PhenoSys JetBall実験のための慣れと訓練
ステアリングホイールは視覚の意思決定を検知する為のモジュールです
ステアリングホイールは、マウスの視覚的決定を調査できる PhenoSys VR セットアップに追加する装置です。この入力デバイスの回転はVR内で提示される刺激と連動しており、左折または右折の 2 つの選択肢が提供されます。報酬システムは、動物の学習とモチベーションを促進します。
参照:Biró, S., Lasztóczi, B., & Klausberger, T. (2019). 頭部固定マウスに対する視覚的2選択ルールスイッチ課題。Frontiers in Behavioral Neuroscience、13。